もう無駄に働いて損しない働き方

効率化

たくさん学校のために働いたのに,対して給料上がらなかった(人事評価でいい評価を得ることができなかった)という方は多いのではないでしょうか。自分の時間までも犠牲にして働いても,今の学校現場では正しく評価されません。それが現実です。

あるのすけ
あるのすけ

管理職に人事評価について質問をしたところ(評価の不満を話したところ),「基本はB評価。頑張ってもそこまで大きな評価の差にはならないことが多いよ」と言われました。

つまり,いかに無駄な努力をなくし,ある程度の水準まで効率的に仕事を行うかが大切になってきます。すこしでも効率的に働きたい方,家庭を大切にした働き方をしたい方はぜひ読んでください。

損しない働きのポイントは4つあります。

ポイント
  • タスク管理を行う
  • タスクの所掌を明確にする
  • ”must” か ”better” か
  • 労働に関わる権利を知る

それでは1つ1つみていきましょう。

タスク管理を行う

まずは,与えられたタスクを適切に処理していかなくてはなりません。学校の先生の場合,多岐にわたる校務分掌が与えられていることが多いですから,自分がいつまでにどのタスクを終えていれば良いのかを把握する必要があります。把握すると言っても,頭で覚えておくことはやめましょう。おすすめの方法はGoogleカレンダーを用いてタスク管理を行うことです。

あるのすけ
あるのすけ

タスク管理はデジタルに任せましょう。

その日にどんな予定があるのか,どんな提出しなければならない書類があるのかなどを明確に記しておくことができます。すると,その月のタスクの見通しを持つことができ,隙間時間を無駄にしないでタスクを処理していくことができます。そして,見通しを持つことができることで,心のゆとりも生まれ,より効率的にはたらく環境が手に入ります。

タスクの所掌を明確にする

学校の先生で一番意識が低いところはここです。学校の先生はいわゆる ”人がいい” という人が多いです。優しく,人当たりも良く,困っていたら助けてくれるようなそんな人です。実際にわたしのまわりにもたくさんいます。しかし,そういった人は,自分のタスクでないことまで手伝ってしまい,結果自分のタスクを終えることができなく,時間外勤務をしたり,休日出勤をしたりしています。

もう一度なんのための校務分掌があるのかを確認しましょう。校務分掌は学校の業務を割り振り,それぞれの担当者ごとに活動を行い,学校として全ての業務を果たすために用意される仕組みです。せっかく仕事を割り振ってくれているのに,それ以外の仕事をするというのは,せっかく分担した意味がなくなってしまいます。だからこそ,タスクの所掌をはっきりとさせ,自分のタスクをきちんと果たすことを最優先に行えば良いのです。人のことは後でも構いません。あなたのタスクが終わっていないことで,その後の人の業務が滞ってしまうということは避けなければならないからです。

”must” か ”better” か

教育というのはゴールがありません。突き詰めていくと,どれだけでも突き詰めることができてしまいます。だからこそ給特法のような法律ができたくらいです。全てのことを一生懸命やろうとすると確実に疲弊していきます。だからこそ,取捨選択は必須になってくるのです。学校の先生は,わたしの感覚だとブルドアップすることは好きですが,その後はそれを維持することを好み,スクラップすることに関してはとことん嫌う性質があると感じています。ビルド&ビルドの先には疲弊しかないですから,まずは,現状あるものの中で ”must” のことをピックアップし,それ以外の ”better” はいったん保留にするなど ”must” か ”better” かをはっきりとさせましょう。すると,働き方にゆとりが生まれ,結果的に効果的な指導ができたり,”must” の部分の成果がしっかりと出てくるはずです。

労働に関わる権利を知る

教員はあくまで労働者ですが,労働者の中でもその特殊性から給与体系が普通とは異なっています。それが ”給特法” からもわかります。しかし,労働者の1部であることは間違いありませんから,明らかな違法労働を強制させられたりした場合,労働基準法などに抵触します。ただ,これらの法律について教員はどこまで理解しているでしょうか。違法労働が違法労働だと気がつかない教員もいるのではないしょうか。今の当たり前に疑問を抱かない教員は多いのではないでしょうか。まずは自分の身を守るためにも,労働者としての権利をきちんと知るべきであると考えます。

まとめ

もう一度今回のポイントの確認です。

ポイント
  • タスク管理を行う
  • タスクの所掌を明確にする
  • ”must” か ”better” か
  • 労働に関わる権利を知る

今の学校現場は担任も管理職も大きく疲弊しており,とにかく目の前のことをこなすという自転車操業状態です。その状態から少しでも脱却するためには,目の前のタスクをどのように処理していくか,どのように効率的に終わらせるかということが大切です。もし,あなたがやることに追われているのであれば,少しでも自分の環境や考え方から改善していくと,ゆとりを持ってはたらくことができますよ。

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