これから教員になりたいという人は気になること
これから年数を重ね,どのくらい給料が上がるの気になる
そんな人に向けてリアルな給料事情を公開します。
教員の給料の決まり方
地方公務員法第25条によると,給料表によるということです。
そして,その給料表には教員調整手当がついているものになります。
そして基本的には,教員の年収は各自治体の教育職給料表によって決まります。
自治体によって多少の差がありますよ!
例えば東京都だと,
職務の級というのは『役職』のことです。一般の教諭は2級です(違う自治体もあります)。そして,事例交付の時には『2級○号』と書かれた書類をもらいます。その2級○号に当たる給料月額の金額が支給額ということです。毎年4号ほど昇進していくことが多いので,昨年度2級16号だった人は,今年は2級20号になるということです。それに伴い給料の金額も 212,100 円から 221,300 円に上がるということです。
あとはこれに諸手当(住居手当・扶養手当・交通費など)がついたものが総支給額として一般的には ”年収” と言われています。そして勤続年数が経つにつれ給料が上がっていく仕組みということです。
3年間の給料の推移
総収入(額面)の推移
- 初任者: ¥ 296,648
- 2 年目: ¥ 301,697
- 3 年目: ¥ 313,994
初任者の頃から3年目にかけて総収入(額面)では 17,346 円高くなっていることがわかります。毎年号が上がっていくため,平均すると月 8,000 円ほどの総収入の増加があります。つまり,毎年号がどの程度上がっていくかを考えることで,将来の年収をある程度把握することは容易であるということです。
手取りの推移
いくら総収入が多くても,自分の手元に残る金額が少なくては意味がありません。だからこそ一番気になるところは手取りだと思います。ここは実際に働いて給料をもらっている人でなければわからない部分でもありますので,ぜひ参考にしてみてください。
驚くことに,総収入の変化に対して手取りは大きく変化していないことがわかります。総収入では月ベースで平均して 8,000 円上がっているにもかかわらず,手取りの金額をみると,初任者の頃が一番手取り額がいいことがわかります。2年目は住民税などが発生するので,手取り額が減ると言いますが,およそ手取り額の1万円ほど減少することを考えておくと良いと思います。2年目から3年目にかけては,昇給によって上がった総支給の半分ほどしか手取り額が上がっておらず,年間を通しても約7万円ほどしか上昇しない計算になってしまいます。
毎年昇給していたので喜んでいましたが,手取り金額の計算をしていて衝撃を受けました…
20代小学校教員のリアルな給料事情を公開! まとめ
- 総収入は1年ごとに平均して8,000円ほど上昇していく
- 手取り額は初任者の頃がよく,2年目には約1万円ほど減少する
- 手取り額はなかなか増えていかない
これがリアルな20代教員の給料です。正直求められている働き方からすると少ないと感じてしまいます。総収入が上がっても手取りがなかなか増えてこないことからかも,ふるさと納税制度やiDeCoなどを活用し,少しでも節税をしていくことが必要だと感じました。
手取り額が分かったので,後はその収入をどのように使っていくかが大切ですね。
コメント