Google formsを活用してどこでも所見が書けるようにしよう

効率化

Google forms の基本的な設定・使い方

基本的な設定・使い方に関しては,こちらの記事を参照してください。

Google forms の画面から,[設定]を選択し,[回答] [メールアドレスを収集する][回答を1回に制限する] をしたい場合はこちらから設定してください。

学校から貸し出されているタブレットがメールアドレスを自動で収集してくれる機能がついている場合があれば, [メールアドレスを収集する][回答を1回に制限する]をオンにしておくと,後で誰が提出したかなどを把握する際に便利(人的なミスがおこらないため)となります。

所見を書くにあたって

コピペでささっと所見を終わらせたい派の人

この人は,そもそも所見を書きませんので,こちらの記事を参考にシステム化してみてください。

今回は所見に焦点化していますが,所見を書かなくとも今回のツールの作成方法は,学級通信を書いたり,児童生徒とのコミュニケーションの観点からも有効になり得ますので,ぜひ見ていってください。

子供の様子を丁寧に書きたい派の人

今までの所見の書き方は,PCを開いてエクセルを立ち上げて書いていませんでしたか?学期末にまとめて書こうとしていませんでしたか?つまり,今までは所見を書く場所や時間が決まっていたのです。これでは非効率です。

今回紹介する方法では,子供のよい姿を見たその時に,そのままメモのように書き留めることができ,データを蓄積していくことができるのです。そして,紙などにメモしたとしても,メモした紙をなくしてしまうなどということもなくなるのです。覚えておこうとしても,忙しさから忘れてしまうことがありますよね。だから,今サッとGoogle forms で所見を書いちゃおうということです。

Google formsで所見を書くメリット

・リアルタイムに児童生徒の良さを残していくことができる
・気がついた時に所見を書くことで,学期末の負担が減少
・見つけた良さは学級通信に掲載可能
・日付と時間まで把握ができ,子供の動きを後で思い出しやすい
・良さを見つけようとするため,コミュニケーションが多くなり,人間関係が築きやすくなる

あるのすけ
あるのすけ

”効率化 × 子供を伸ばす指導 ” は最強です!

所見用 Google forms の作成について

児童生徒の名前を入力する

誰の良かった姿を書いたのか,わかりやすくするために,名前を聞く質問を作成しましょう。おススメは [プルダウン]で名簿を作成することです。[ラジオボタン]だと,縦に長いフォームになってしまうので,おススメできません。

詳細を設定したいのであれば,大分類を追加

『朝の会,休み時間,給食,掃除,授業中,放課後,その他』などどの場面のことなのか,分類をある程度決めておくと,文章を書く量を減らすことができます。こちらも [プルダウン] で作成しましょう。

※[プルダウン] では,その他を追加することはできませんので,その他という項目を追加しておきましょう。

所見を書く欄の設定

記述での回答をする場合,[記述式] [段落]という2種類を選択することができます。今回は,文章が長くなっても,回答中に自分の書いた文章をパッと見れるようにしたいので, [段落]を選択します。

所見を書くためのGoogle forms の作成はこれで終了です。

注意点

どの端末からもアクセスできるようにしたいので,[設定]から [回答を1回に制限する]にチェックが入っていないことを確認しましょう。

スプレッドシートをリンクさせる

Google forms で作成した質問を集計する場所を作成しましょう。

[スプレッドシートの作成]から,[新しいスプレッドシートを作成] を選択し,[作成]しましょう。

すると,以下のような項目ができたスプレッドシートが作成されます。

ここに所見を書くために必要なことがどんどん送られてきますので,学期末にこのシートから選択して所見を書けば良いのです。クラスの子の名前でフィルターをかけてあげることで,特定の子の所見をどれにするか比較することもできます。

できたGoogle forms をQRコード化して常に持ち歩く

ここまでできたら,後はこの作成した Google forms のリンクを携帯しなければなりません。URLで持ち歩くのは面倒なので,QRコードにしてどの端末からでも読み込めるようにしておくと良いでしょう。

※QRコードの作成は,検索画面で「QRコード 作成」などと調べれば出てきます。無料です。

週案など常に持ち歩いているものに貼っておくことでいつでも,どこでもどの端末からも所見を書くことができますよ。

まとめ

・リアルタイムに児童生徒の良さを残していくことができる
・気がついた時に所見を書くことで,学期末の負担が減少
・見つけた良さは学級通信に掲載可能
・日付と時間まで把握ができ,子供の動きを後で思い出しやすい
・良さを見つけようとするため,コミュニケーションが多くなり,人間関係が築きやすくなる

所見にこだわらずとも,学級経営をしていく上で,児童生徒の良さを見つけ,伸ばしていくことは大切です。よさを見つけることは,課題を見つけることに比べて遥かに大変です。常にその意識がなければ,悪い方ばかり気になってしまい,注意しすぎてしまう指導をしてしまいます。そんな後手後手の指導ではなく,先手先手を打ってくような指導をしていくためにも非常に有効な道具になると思います。

ぜひ,活用してみてください。

では!

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