Google forms はアンケートを簡単に作成できるので,非常に便利なものだと紹介しました。
例えば,オンライン授業の出席確認のために Google forms を利用したとき,『本当に授業に出席していたのか』確認することはできません。従って,仮に寝ていても,授業の最後にアンケートを提出することで,出席したことになってしまうことになります。それがいいか悪いかではなく,それを少しでも改善したいという人におススメな方法を今回は紹介します。それは,Google forms に簡易のパスワードをかけ,パスワードを知らない場合は,次に進むことができない状況を作る方法です。
簡単に設定ができますので,ぜひ試してみてください!
事前の設定
基本的な設定に関しては,こちらの記事を参照してください。
Google forms の画面から,[設定] を選択し,[回答] の [メールアドレスを収集する] や [回答を1回に制限する] をしたい場合はこちらから設定してください。
学校から貸し出されているタブレットがメールアドレスを自動で収集してくれる機能がついている場合があれば, [メールアドレスを収集する] や [回答を1回に制限する] をオンにしておくと,後で誰が提出したかなどを把握する際に便利(人的なミスがおこらないため)となります。
セクションを追加し,第1セクションにパスワードを問う質問を追加
セクションを追加し,質問(記述式)を1つ追加する
回答の検証を設定する
[必須] のボタンの隣の […(縦になっている)] を押すと,[説明] ,[回答の検証] を選択できます。そのうち,[回答の検証] を選択し,パスワードを設定します。
パスワードに数値を使うか,テキスト(英数字混合など)を使うか選び,以下の画像と同じように設定しましょう。(画像は数値の場合です)
そして,この質問を [必須] としておくことで,この質問に正しく回答しなければ,次のセクションに進むことができなくなります。
第2セクション以降にメイン質問を追加
パスワードが設定できたので,第2セクション以降に質問したい内容を追加していきます。
蛇足ですが,第2セクションの説明のところに,今回のアンケートの概要などを書いておくと丁寧です。
回答画面を確認
質問が完成したら,一旦プレビューを表示しましょう。パスワードがきちんと設定できているか確認するためです。目のマークを押すと,実際の回答画面に進めます。
出来上がったアンケートはこんな感じ。始めのパスワード入力画面で正しいパスワードを入力しなければ次の質問に進むことができません。これで完成です。
注意点
注意したいことは完全にパスワードを設定してるわけではなく,見破ることも可能であるということです。
[ページソースの表示] から,”パスワード” と検索(質問の説明欄の文章です)するとわかってしまいます。簡易的なパスワードのような働きにはなると思うので,出席確認などの際には簡単にできることからもおススメできる方法です。
まとめ
①セクションを分け,第1セクションにパスワードを設定する質問を追加する
②記述式の質問で [回答の検証] を追加し,任意の回答以外間違い(エラー)とする
③②の質問を必須の質問とする
④第2セクション以降にメインの質問を追加していく
⑤プレビュー画面から回答画面を確認する
完全にパスワードを設定できているわけではないことに注意が必要
これを活用すると,特定の人のみが答えられるシステムとなりますので,今回紹介したオンライン授業の出席確認以外にも,活用の幅がありそうですね。
では!
コメント