学校生活には様々な行事や,体験,各種行事などがあります。それぞれの場面では,先生が主体となって活動していくわけではありません。児童生徒が主体となり,それらの活動に対してどのように取り組んでいくのかを考えるということが大切です。
児童生徒が自ら考え,動いていく力を先生は身につけさせなければなりません。ただただできていないことを叱っていても意味がありません。自分たちで考え,動いていくことができるようになるためには,様々な教育的アプローチが必要です。

よく通信のコラムとして活用しています。そういう視点で物事を考えるといいんだ!という新たな発見もあって面白いです。
そこで今回は,先生の想いを伝えるのではなく,過去の著名人の残した名言などを紹介し,自分の生活を省みるきっかけづくりのネタを紹介します。
それぞれ場面ごとに分類しました。
自信をつけさせたい時
人生はできることに集中することであり、できないことを悔やむことではない。
スティーブン・ホーキング(イギリスの理論物理学者)
確信を持つこと、いや、確信を持っているかのように行動せよ。
フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダの画家)
『自信がないからやめよう』じゃなくて『自信をつけるためにやろう』。
吉岡秀人(医者・東北大学特任教授)
物の扱い方について考えさせたい時
あらゆるものは毒である。あらゆるものを無毒にするのはその服用量のみによる。
パラケルスス(スイスの医者)
打てなかったあとに道具にあたるのもあまりいい感じはしませんね。だってバットが悪いわけじゃないんだから。モノにあたるくらいなら自分にあたれと思います
イチロー(日本の野球選手)
完璧な仕事をする人間はまず,道具を磨く
孔子(中国の思想家・哲学者)

道具を雑に扱ってしまうことはあります。学校には貸し出されているタブレットや備品,掃除道具などたくさんの道具があります。物の正しい扱い方を様々な視点で指導できると良いですね。
準備の大切さを伝えたい時
勝負を決めるのは準備。なかでも気持ちの準備以上のものはないと思う。
本田圭佑(日本のサッカー選手)
成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。
ヘンリー・フォード(フォードの創業者)
偶然は準備のできていない人を助けない
ルイ・パスツール(フランスの細菌学者)
まとめ
学級活動していく中で,どこか躓いてしまったときや,もう少し考えて欲しい場面などに使うと有効です。 先生の言葉や想いを伝えていくことは大切ですが,さらにいろいろな角度からの視点で声をかけていくこと(歴史上の人物の格言なども該当)で,多様な考え方,見方を知ることができます。学級通信の端の方にコラムのように載せておくと,何かを感じ取る児童生徒はいると思います。その結果行動が変化したら,その行動や想いを認めることで,その子にとって価値ある指導となるのではないでしょうか。
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