学校生活には様々な行事や,体験,各種行事などがあります。それぞれの場面では,先生が主体となって活動していくわけではありません。児童生徒が主体となり,それらの活動に対してどのように取り組んでいくのかを考えるということが大切です。
児童生徒が自ら考え,動いていく力を先生は身につけさせなければなりません。ただただできていないことを叱っていても意味がありません。自分たちで考え,動いていくことができるようになるためには,様々な教育的アプローチが必要です。
よく通信のコラムとして活用しています。そういう視点で物事を考えるといいんだ!という新たな発見もあって面白いです。
そこで今回は,先生の想いを伝えるのではなく,過去の著名人の残した名言などを紹介し,自分の生活を省みるきっかけづくりのネタを紹介します。
それぞれ場面ごとに分類しました。
精一杯努力をすることを価値づけたい時
自分1人で一を持ち上げる気がなかったら,二人でも持ち上がらない
ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ(ドイツの詩人)
今日できないものは明日もできない。いつもそう思って毎日を大切にしていきたい
三宅宏実(重量挙げロンドンオリンピック銀メダリスト)
天才とは,1%のひらめきと99%の努力である
トーマス・エジソン(アメリカの発明家)
地道な努力をしている姿を価値づけたい時
隠れた高潔な行いは,最も尊敬されるべき行為である
ブレーズ・パスカル(フランスの哲学者)
ジャンプ台にしても,私たち選手が朝,会場に着くよりももっと早く,たくさんの人が来て作ってくれているから飛べるんですね。それを考えると感謝せざるを得ないというか,感謝せずにはいられないです。
高梨沙羅(スキージャンプ選手)
ちょっとした見栄が、ゲームを台無しにする
アーノルド・パーマー(ゴルフ選手)
失敗に対する考え方を変えたい時
いかなる犠牲、いかなる危険を伴おうとも、すべての危険の中で最も大きな危険は何もしないと言うことである
ジョン・F・ケネディ(第35代アメリカ大統領)
私は実験において失敗など1度たりともしていない。電気を光らないと言う発見を今まで2万回してきたのだ。
トーマス・エジソン(アメリカの発明家)
まとめ
学級活動していく中で,どこか躓いてしまったときや,もう少し考えて欲しい場面などに使うと有効です。 先生の言葉や想いを伝えていくことは大切ですが,さらにいろいろな角度からの視点で声をかけていくこと(歴史上の人物の格言なども該当)で,多様な考え方,見方を知ることができます。学級通信の端の方にコラムのように載せておくと,何かを感じ取る児童生徒はいると思います。その結果行動が変化したら,その行動や想いを認めることで,その子にとって価値ある指導となるのではないでしょうか。
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