『会話の質より量』学級経営がうまくいくコツとは?

学級経営

ザイオンス効果(単純接触効果)について

人は、その人に何回接触したのかで親近感を得られるのかが変わるというもので、接触回数が多ければ親近感を覚えやすいという効果です。

あるのすけ
あるのすけ

なんとなく、たくさん会ったことのある人は話しやすい感じしませんか?

学級経営でまずは先生との関係作り

学級経営でまず大切なのは、学級の児童生徒と先生の関係作りです。「この先生は安心できる人かな…」「どんな先生だろう…」4月の始業式の時には多くの児童生徒がこのように思うはずです。そこからの日常生活の中での先生の言動で「わたしたちの担任の先生はこんな人なのか」と人となりがわかってきます。そうなってくると、児童生徒と先生との関係が出来上がってきているということです。先生との関係づくりの中で大切なことは、

・約束や時間を守ること
・児童生徒の話を最後まで聞くこと

この2つだと思います。接触回数を増やしたとしても、この2つのことが守れていないと不信感に繋がりかねません。安心して関係を築くためにも2つの守ることは意識していきたいです。

先生は学級で居場所を作れるきっかけ

学級経営での主人公は先生ではありません。主人公は児童生徒1人1人であり、先生は脇役でなければなりません。先生は脇役として、主人公である児童生徒が学級の中に居場所を作ることができるように、サポートをしていくのです。最終的に居場所を作るのは主人公本人ですが、その居場所を見つけることができるようにサポートしてあげるのは先生の役割です。

具体的には係の仕事などで学級のために活躍したり、授業の中で活躍させたりとその子に応じた良さを伸ばしていきます。”1人1役” などと決めることで、自分のやるべきことを明確にし、学級の中でその子がいるからこそ学級がまわっていっているんだと周りに感じさせることで、その子自身に居場所があることを認識させる方法があります。また自分の役割を通して、学級に貢献できたこと、また頑張れた自分に自信を持ち、それがきっかけとなり学級に居場所があると感じる児童生徒もいます。

このように学級の制度1つで居場所を作ることはできます。

『会話の質より量』学級経営がうまくいくコツとは? まとめ

まずは児童生徒との接触回数を増やすことを大切です。接触の回数が多ければ多いほど、親近感を抱きやすくなり、このことが結果として担任の先生への安心感につながることもあります。また、先生との関係づくりのために、先生自身が守ることは守る、そして話を最後まで聞いてあげるなどできることを続けていき、児童生徒から信頼を得ることが重要です。その上で、学級では脇役として児童生徒の活躍や関係づくりのサポートに入ります。学級経営ではこのような一連の流れを当たり前に行なっていきます。

しかし、いきなり「うまく学級経営しなきゃ…!」と焦る必要はありません。まずできることとして、会話の回数を増やすことを意識し、児童生徒との接触回数を増やしてみてください。たったそれだけでも、安心感や信頼につながり、学級経営がうまくいきます。

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