一般に20代の教員の収入ではなかなか投資に回せるお金が多くはありません。「月に25万円以上投資信託で積み立てをしている」とTwitterで見るたびに、「すごいなぁ」と思ってしまいます。人によってどこを目指しているのか違いますが、金額を見せられると羨ましく見えてしまいます。
とはいっても、現実的にわたしが今すぐできることは限られていますから、投資に回すことができる資金をどのように捻出するべきなのか、わたしの実践とともに紹介していきます。
固定費を見直す
固定費の中でも、賃貸の変更は職場との兼ね合いがあったり、教育費の削減は容易ではないと思います。しかし、その他の水道光熱費や車関連などは一度見直してみて(他社と比較してみて)、変更できそうであれば変更できるものであります。また、通信費やサブスクの見直しは今すぐできることであり、容易に固定費の削減が可能となります。そういった細かいところの解約からまずは手をつけていくことが資金を集めるためには必要です。
毎月支払いがある固定費ですので、「月1000円だから安い」と言っていても、年間にすると12000円です。その価値の分だけ利用したりできるのであれば良いのですが、ペイできないのであれば要検討したほうがよろしいでしょう。
サブスクって便利で ”月々〇〇円” だから安く感じてしまいますよね…
何種類もサブスクを利用している方は年間いくら支払っているのでしょうか…?
変動費も見直す
固定費だけを見直した後には、変動費もきちんと把握していきましょう。変動費は、食費・日用品費・趣味などの費用です。特に食費・趣味などの費用は見直すとグンと削減できる場所です。
<わたしが実際に見直した変動費>
・スタバ通い→¥2,000/月
・温泉通い→¥2,500/月
・ドンキ通い→¥4,000/月
わたしはスタバなどのカフェで勉強したりすることが好きで、よく勉強などしていました。キャッシュレスで支払っているので、金銭感覚があまりなく毎週土曜日に当たり前のようにコーヒーなどを頼んでいました(おかわりまで笑)。コロナ禍ということもあり、自粛した際にふと、スタバにいくら使っているのかと思い計算してみると、毎月2,000円も使っていたことが判明。年間で20,000円以上もスタバに使っていたことになります。いやはや…
さらに趣味の温泉も日曜日に行っていましたが、これもコロナ禍ということで自粛した際に金額を出すと月2,500円。また、ドンキで食品や日用品などを物色するのが好きなのですが、いらないものまで買ってしまうことが多々あり、それが月4,000円。
合計すると、無駄な変動費だけでも月8,500円もあったのです。
年間で約100,000円!!衝撃の金額です…今はこの金額を毎年投資に回せているので、もっと早くやっておけばよかったと思ってしまいます(笑)
出すところにはきちんと出す
ここまで聞くと、「固定費や変動費を把握して、とにかく減らせるものは減らせ!」と感じてしまいますよね。でも、削減しすぎしないことも大切なのです。趣味や無駄があるおかげで日々の生活の中に幸せを感じたりできるからです。今の時間が楽しくなくて、耐えているだけの生活であれば、それはもったいないです。やりたいことはきちんとお金を支払ってやる。必要ないなと感じたもののみ、きちんと削減していくというメリハリをつけた生活が大切だと思います。
わたしは車と家具には少しお金をかけました。
自分の好きなものに対して妥協しすぎると辛いですよね。
車にお金をかけてよかった
もともと車がとても好きなので、自分の好きな車を毎日運転できる通勤が楽しくなりました。軽自動車を乗っていたときには、少しのことでイライラしていましたが、いまでは多少のことではイライラせず、穏やかな気持ちで運転ができています。結果として、安全運転ができ、燃費も軽自動車の時よりもいいくらい。いいことばかりです。
家具にお金をかけてよかった
ソファーやテーブル、デスク環境など自分の家の家具にお金をかけることで、自分の家が一番落ち着く空間をつくることができます。スタバで勉強していたのは、家に勉強机がちゃんとなかったこともあります。家で寛ぐことが十分でなかったと感じていたので、温泉に通っていました。結局、自分の家だけで生活していれば無駄なお金を支払う必要はありませんから、家具に多少お金をかけても、今までのことを考えると、結果として安くつくことがわかったのです。
まとめ
① 月々の収入と支出の把握からです。
② 固定費、変動費を見直す。
③ 自分が楽しく生活する上で必要なものはどれか、精査し残すものは残す。
④ 浮いたお金は投資へ回す。
この繰り返しだと思います。月々の支出を丁寧に把握し、自分にとって家族にとって一番必要なこと・ものはなにか考え、それ以外で削減できるところを探すことで、投資に回すことができる資金を確保できます。少額でもいいのです。まず、家計を見直すことができればいいのです。そうやって、少しでもお金について知っているか知っていないかで、30年後に大きな差となります。一緒に1歩ずつ歩んでいきましょう。
では!
コメント