教職調整額が2.5倍に。結局いくらもらえるの?

教育問題

 先日、教職調整額の割合が4%から10%に変更されるように調整が行われる可能性があると報道された。

 個人的には『2.5倍』というワードが誤解を与えかねないワードであることが引っかかるが、実際に現在の調整額からどのくらい増えるのか気になったので考えてみた。給料表を元に号給によってどのくらい変化が生まれるのか見ていこう。今回参考にするのは、東京都の教育職給料表です。

初任者の場合

初任者の場合、2級9号の金額が基本給になります(参考資料:東京都)。したがって、今回調整額が見直されれば、実質6%分の増加になりますから、

 195,600 × 0.06 = 11,736 となり、約11,000円の増加ということです。

30代の場合

 号は年4号級上がっていくとすると(実際には評価によってもっと上がることもありますが…)、30歳になる頃には、教員生活8年目であるため、32号上がっているとします。

 2給41号の金額は、268,200円なので、268,200 × 0.06 = 16,092 となり、約16,000円の増加ということになります。

給料表の一番下(定年間近)の場合

 2級の中で最も号数が高いのが177号で、基本給は399,200円です。したがって、

  399,200 × 0.06 = 23,952 となり、約24,000円の増加ということになります。

まとめ

 おおよそ月1万円から2万円の増加になることが予想されることがわかりました。しかし、実際 X (旧Twitter)の反応を見る限りだと、素直に喜べる反応は少ないように感じました。というのも、実際の業務を減らす方向にはなっていないこと、また、現在の教職調整額の根拠としていた4%は、当時の時間外勤務時間の平均であったことから、現在の平均時間外勤務時間に当てはめると、10%では全く不十分であることなどがあります。収入が少しでも増えることは嬉しいことですが、実際の勤務時間が減らない限り、少しのお金がもらえたからその不満が晴れることはありませんよね。

 だからこそ、自分できる働き方改革を進めていく必要があります。教員の魅力を知っているからこそ、教員を続けていくために自分でコントロールできることはしていくことで、うまく仕事とプライベートを両立させることができます。

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