間違った学級のルール作りしていませんか?学級経営で大切なルール作りの方法

学級経営

学級の中でルールを作ることありますよね。より良くなるためのルールであったり、現状うまく行っていないことに対してルールを作って守ったりなど、学校・学級には大小様々なルールが存在しています。ルールについて考えることは学級経営をおこなっていると頻繁にあると思います。どこで線を引くといいのか、どこまで厳しくルールを作るといいのかなど、ルール作りを行う時に参考になればと思います。

あるのすけ
あるのすけ

ルールはありすぎてもうまくいきません。適切に作成し、続けていくことが重要です。

そして、児童生徒にルールを守る大切さのようなことも伝えられなければなりません…

つまり、ルールについての対話が非常に重要になってくるということです。

ルール作りは学級経営において重要…だけど…

わたしは「学級にルールなんて必要ない」と考える先生に出会ったことがありません。ルールは、児童生徒の活動を制限するためではなく、よくない行動を制限したり、相手の思いを知るきっかけになると考えているからです。だからこそ、学級経営上ルールは必要であると考えるのでしょう。

そこで自分もうまく学級経営したいと思い、とりあえずルールを作ってみると、はじめは大抵うまくいきません。理由は、単純にめんどくさい、〇〇〇〇しなければならないという捉えになってくると、ルールを守ることはカッコ悪いし、いやなことのように感じる児童生徒がいるからです。しかし、ルールは必要であることは変わらないので、先生と児童生徒とのギャップが生じてしまうのです。最悪そこから学級崩壊なんてことも…

あるのすけ
あるのすけ

学級経営がうまくいっている人の学級は、規律が整っています。ルールを作ることで学習規律や生活規律など各所でメリハリをつけられるようになり、学級の自治力が高まっていきます。

じゃあ、どうしたらいいの……

ルールに縛られては息苦しくなる

ルールは大切です。そして、そのルールを学級がより良くなるためと思い、たくさんのルールをつくってしまうことがあります。しかし、それは逆効果になり得ます。ルールが多いと、当然正義感の強い子が注意します。お互いにルールをつくり、お互いにチェックし合う関係になると、良い方向に進んでいる感覚に陥りますが、実際は息苦しい学級になっていってしまっていることがあります。

あるのすけ
あるのすけ

ルールの数が多い = よい学級 とはなりません…

むしろ限られた数個のルールを大切にしていける学級は良い学級な印象です。

自分達で納得できるルールにしていく

校則などの学校の規則(ルール)を変更することは難しいですが、学級独自のルールや担任の裁量に任せられているようなルールに関しては、学級の仲間が納得できるように、改変していくことがあります。「いまから考えるルールに関しては、誰のためで、何のためなのか、守れるとどんないいことがあるのか、逆に守れない学級だとどう思うか」これらを児童生徒と考えを共有していきます。

あるのすけ
あるのすけ

最悪先生があまり納得のいかないルールであっても、学級経営の目的に即しているかという視点であっているなら、いいと思います。児童生徒が自分達で納得のいくことを考えることができた、そこに価値があります。あとはその価値を常に大切にできるかです。

ルールを守る価値やなぜルールを守る必要があるのかを小出しに指導

ルールを破ることの例として、殺人や窃盗を持ち出し、「ルールを守らないと、法律で裁かれるんだよ」と押し付けてしまう指導をしている方を見たことがあります。わたしはこの指導自体、間違ってはいないと思いますが、児童生徒には響いていないなと感じてしまいます。ルールを守ることができていない児童生徒に、究極的な話をしても現実味を感じることができなく、かえって反発をかってしまったり、逆効果になってしまうこともあります。

これらを避ける方法としては、

  • 具体的な日常の場面で話すこと
  • 日常には当たり前にルールがあり、多くは学級みんなで守れている事実を確認すること
  • 問題になっているルールが守る価値があるのかを議論すること

この3つを抑えることが重要です。

学級経営で大切なルール作りの方法 まとめ

いかがだったでしょうか。

ルールを作ることは、学級経営上重要なことであると思っています。だからこそ、ルール作りには対話が欠かせません。対話なしに勝手に決められたルールではうまく学級経営はできません。目の前の児童生徒と、十分な対話を通してルールを決めていくことを忘れないでください。

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