そろそろ夏休みが目前となり,ワクワクしている教員が多いのではないでしょうか。
この夏休みは学校から少しだけ離れる期間ができるので,家族と過ごす時間をゆっくりと確保することができます。
そんな中,学校の先生は児童生徒との関わりを切らないために,”暑中見舞い”を出すことがあります。

なぜ自ら仕事を増やすのか本当に謎ですが…
仮に書くという選択をするのであれば,学級全員に書かなければなりません。およそ35〜40人分です。一人一人メッセージをつけて書こうとすると,大変な労力です。仮に印刷でも暑中見舞いを書く手間はかかります。
今回は,そんなめんどくさい”暑中見舞い”をICTを使って少しだけアップデートする方法を紹介します。
暑中見舞いは何のために出すか
もともとは,親やお世話になっている方を訪ね,暑い中相手の体調を気遣うと共に,自分の様子を伝えるというものから始まりました。郵便が発達し,直接訪ねるのではなく,ハガキを送り合い,自分と相手の様子を知るようになりました。
したがって,相手を気遣う心や自分の様子を相手に伝えることが目的なのです。
現に,本来なら直接会って物を渡したり,話をする文化から変化した過去があります。それが現在はハガキで送ることが一般的になっているのです。
しかし,世界中がインターネットを通じて様々な情報をリアルタイムに共有できる今,本当にハガキの暑中見舞いは必要なのでしょうか。

わたしの友人などでは暑中見舞いを出しているという人はいないみたいですし,わたし自身もプライベートでは一切出さないですね…
相手への気遣いと自分の様子の報告が目的なのであれば,ハガキではなくてもICTを活用することで様々な工夫を凝らした暑中見舞いを送ることができます。そして,ハガキの郵送にかかる費用や時間差などを考えなくとも,その瞬間に送信できる ”デジタル暑中見舞い” はこれから学校現場でも一般的なっていくのではないでしょうか。
ICTを活用した暑中見舞い
完成したものがこちら

ちなみにこの暑中見舞いはCanvaを使用して作成しました。テンプレでここまでのクオリティーを作成することができるので,数分で暑中見舞いを作成することができます。
作成方法
Canvaのテンプレートで ”暑中見舞い 無料” と検索すると,数件無料で使用できるテンプレートがでてきます。

あとは好きに素材などから,四角や三角などの図形を挿入してもいいですし,テキストを入れることもできます。
また,アップロードの欄からメディアをアップロードを選択することによって,自分の持っている画像などをアップすることができます。

ICTを使うメリット
- 短時間で作成可能
- デザインはテンプレートから選ぶだけ
- 今までできなかった暑中見舞いに動画を挿入することが可能
- 相手へ届く時間がかからない
とにかくリアルタイムに送信ができ,デザインの幅が広がるということがメリットだと思います。
この動画のようにアニメーションをつけた暑中見舞いを作成することも容易です。
ICTを使うデメリット
- 暑中見舞いはハガキという文化を変えないければならない
- 同僚&管理職の理解を得なければならない

ここがいつもネックになってくることですよね…目的を見失っている教員の多さには…
まとめ
夏休みに入り,暑中見舞いを書かなくてはならない方のために,ICTを活用することで簡単にできることを紹介しました。管理職などの許可を取らなければならないことですので,今すぐに変更はできないことかもしれませんが,来年度のために提案することはできると思います。
ぜひ,働きやすい環境を自分で作っていきましょう。
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