Googleフォームでアンケートを作成したものの,データがそもそもどこにあるのか,データをどう編集していいのかわからないという方に向けて,”Googleフォームから転送されたデータをスプレッドシートで見やすく編集する方法” をわかりやすく説明したいと思います。
![あるのすけ](https://arunosuke.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_4096.jpg)
特に学校で先生が今すぐに使用できることを前提として説明していきたいと思います!
スプレッドシートとの連携方法
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Googleフォームの作成画面から,画面上部の ”回答” を選択し,緑色のアイコンをクリックします。すると,
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このような画面が出ますから,”新しいスプレッドシートを作成” にチェックが入っていることを確認して,”作成” をクリックします。すると,自動で連携先のスプレッドシートが立ち上がると思います。このスプレッドシートは,今作成しているGoogleフォームのアンケート結果のデータを集約する場所となっています。
試しに,連携されているか確かめる方法は,右上にある目のマークをクリックして,実際に自分の作成したアンケートを実施してみてください。
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アンケートに回答し,送信をすると,スプレッドシートに先ほど自分が回答したデータが反映されていることが確認できます。
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スプレッドシートで回答データを編集
学級の児童生徒からアンケートの回答を得た後に,そのデータを見やすく編集する必要があります。その方法は大きく2つあります。
- Googleフォーム内の集計結果を用いる
- スプレッドシート内で関数などを用いて編集する
Googleフォーム内の集計結果を用いる
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児童生徒がGoogleフォームのアンケートに回答し送信すると,リアルタイムで回答結果が編集画面で更新されます。”回答” の中を見ると,円グラフ化され,割合まで自動で出力されます。この結果を共有したい画面にコピーすることで容易にアンケート結果を共有までできます。
スプレッドシート内で関数などを用いて編集する
Googleフォーム内の集計結果を用いる方法はとても便利で手軽です。全体の傾向を確認するには十分な内容を自動で作成してくれますが,個別の結果を自分の見やすいように表示することはできません。個別に回答結果を見ることや,質問ごとにどのように回答したのかは確認できますが,児童生徒の中で「設問4と6で△△と回答した人を一気に確認したい」と思っても,1つ1つ確認するしかありません。
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このような回答データが得られた後,自分の見やすいように(円グラフではなく棒グラフで表示したいなど)編集したいために,スプレッドシートを活用するのです。
データを見やすいようにまとめ,共有する
Googleフォームを直接共有する
右上の三点リーダー(・・・の縦の部分)を選択し,”共同編集者を追加” をクリックします。”一般的なアクセス” の中の共有範囲を選択することで,簡単に指定の方法で共有することができます。”編集者のリンクをコピー” をすると,このGoogleフォームへのアクセスするためのURLがコピーされますから,これを送ってもいいですし,QRコードを作成して簡単に読み取れるようにしてもいいかもしれません。
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このURLから追加されたユーザーはGoogleフォーム内のアンケートの回答結果を見ることができるようになります。
スプレッドシートで共有する
まずは,回答データを編集する必要があります。今回は簡単な関数で回答結果を集計する方法を紹介します。
![あるのすけ](https://arunosuke.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_4096.jpg)
”COUNTIF” を使うことで簡単に集計できますよ!
このような回答データが得られたとして,同じページの中に,集計用の場所を設定します。
![あるのすけ](https://arunosuke.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_4096.jpg)
今回の場合だと,児童生徒が回答したデータが入ってくる A列や B列には,集計用の場所を設定しないようにしておきましょう。
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関数は, =COUNTIF($B:$B,C3) です。
”$B:$B” としているのは絶対参照(オートフィルしても参照場所が変わらない)にするためで,B2:B6などの数字を入れないのは,この後アンケートに回答して新たなデータが入ってきても集計結果に反映できるようにするために,B列全体を参照範囲にしておきます。もちろん,これ以上回答を集めないということであれば,B2:B○などにしておいてもいいでしょう。
あとは,オートフィルを使って全ての要素に対して,関数を実行してあげれば,何人の児童生徒が回答したのか表に示すことができます。Googleフォーム内の自動集計では円グラフでしたが,棒グラフで表したい場合などは,一度スプレッドシートで編集した方が自分の思った通りのグラフを作成することができます。もちろん,このグラフは新たな回答が送られてきた場合,自動で更新されます。
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グラフなど見やすく編集できたら,スプレッドシートの右上の緑の ”共有” ボタンから,Googleフォームの時と同様に共有の仕方を選択することで,共有したい相手に回答を共有することができます。
googleフォームから転送されたデータをスプレッドシートで見やすく編集する方法のまとめ
今回は,Googleフォームを用いて回答データを編集する方法について説明しました。さっと傾向を知りたい程度であれば,Googleフォーム内の回答ページを確認するだけでもいいと思います。しかし,自分なりにデータをどう見せたいのかなど考えるのであれば,スプレッドシートと連携してデータを編集できるようにする方法がおすすめです。
![あるのすけ](https://arunosuke.com/wp-content/uploads/2021/12/IMG_4095.jpg)
タブレットが一人一台ある今,アンケートを紙でやる必要は本当にあるのでしょうか。実施までに印刷したり,紙を配付したり,手で集計したり,する手間がなくなるのです。ぜひ,勤務校でアンケートを実施することがあったときには参考にしてみてください。
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